"トリム&ラン"からのスペシャルゲスト放送 放送報告

【第52回~福祉×福祉の仕事をするということ~】「誰かの人生に寄り添える感動は世代を超えて共鳴する」 さっぽろトリム&ラン 千塚妥さん

2017/09/04

株式会社アイ・サム_ロゴ

 

数週に渡り、身体が不自由でも子どもと一緒でもOKなマラソン大会『さっぽろトリム&ラン+ウォーク』(produced by .株式会社アイ・サム)よりゲストさまが出演してくださっています☆

 

 

第52回ゲスト

 

 

「ガチフク!」第52回目は、さっぽろトリム&ランより千塚妥(やすし)さんをゲストにお招きさせていただきました。

 

 

と、
ここで、実は・・・

本日は『ガチフク!』一周年記念放送日!

株式会社ティーバイティーガレージ竹田社長、田中さん、RADIO TxT FM Dramacity局長 丸さん、熱く語ってくださったゲストの方たち、視聴者の皆さん、本当に本当にありがとうございます!

 

視聴者さんからもメッセージいただきました☆
『ガチフク!お誕生日おめでとう!』ラジオネーム りかか
『ガチフク!一周年おめでとうございます!』ラジオネーム K-sonさん

 

 

この一年間、いろんな素晴らしいゲストの方に来ていただきました。こうやってメッセージをくださる人、スタジオに遊びに来てくださる人もいてくれます。
次の一年では、介護の楽しみを熱苦しく語る一ヶ月とか、熱い介護士を呼んで語りまくるとか、外食に特化してこんな飲食店について、とか、バシバシやっていきたいと思っています。
見に来た人もいきなり捕まえて語り始めるとかね(笑)

――<平間>

 

お花とプレゼント

 

 

 

 

Change the view

~福祉×福祉の仕事をするということ~

 67歳のルーキーヘルパー、
ガチフク!に降臨!

~ 軽快トーク炸裂!膝、あります! ~

 

 

私は今、福祉のフリーターみたいなことをやっております。お声をかけていただいたら、あちこちどこにでも出没するという、変なおじいさん介護関係者でございます

 

 

――<平間>あはははははは!

 

 

「私自身にもちょっとした障がいがありまして、“少しは気持ちがわかるかもしれない”という姿勢から、いろんな方と繋がりを広げていっています

実は、22歳の頃の怪我がもとで、両膝が人工関節になっているんです。身体障害者一種3級というグレードをいただいております」

 

 

――<平間>グレード!(笑)

 

 

「両膝関節の全廃」と障害者手帳に記載されています。そのことだけを言葉や文字で伝えると「膝がナイ人なの?」と思われるてしまうんですが、ちゃんとありますよ!

 

 

――<平間>あはははははは!

 

 

「先日もトリム&ランに参加させていただいたんですが、いきなり伴走者にさせられました(笑)

 

 

――<平間>参加者約800人、そのうちの約20パーセントの方が何らかの障がいをお持ちの方でした。

伴走者とは“自分一人で走るのが難しい方や、車椅子を押してもらわないと坂を越えられないという方に寄り添って一緒に走る人”なんですよね。

そうそう、噂によると、千塚さんは、トリム&ランのトップの栗本さんに呼ばれていらっしゃったとお聞きしました」

 

 

「はい、3年くらい前に栗本さんに「トリム&ランをやるからおいで~!その日は予定ないでしょ?」と言われたことがきっかけで参加するようになりました

 

 

――<平間>(笑)!
栗本さんとは元々お友達なんですか?

 

 

「なんで知り合ったのかよく覚えてません。はい。・・・私もちょっと認知症なのかな?」

 

 

――<平間>(笑)!!

 

 

「過ぎ去ったことは、良いことも悪いことも忘れるようにしております」

 

 

――<平間>僕は悪いことだけ忘れるようにしています(笑)

千塚さんは元々札幌生まれなんですか?

 

 

「私が生まれた頃の呼び方で言いますと、札幌市とは別の白石村生まれなんです」

 

 

――<結>え?村?

 

 

「そう、当初は、白石村とか豊平町とかが札幌市の周りにありました。それらが合併して、10区ある今の札幌市になったんですよ」

 

 

――<平間>生まれてから67年間ずっと札幌で暮らしているんですか?

 

 

「仕事の関係で大阪にいた時期が少しありましたよ。札幌支店採用だったんですけど、「本社行ってみない?」と言われてそのまま7年ほど頑張っていました」

 

 

――<平間>大阪弁移りました?

 

 

「すぐ移りました!(笑) けど、北海道に帰って来て2年くらいですぐ消えましたね」

 

 

 

 

~ 58歳で介護職デビュー!
最初の現場は「物足りなかった」!

 

 

――<平間>千塚さんは福祉の仕事に就いて何年くらいになるんですか?

 

 

スタートは58歳くらいですから、トータルでは10年足らずですね」

 

 

――<平間>僕と同じくらいですね!

でも、58歳で福祉の仕事に入るというマインドは凄いですよね!きっかけって何だったんですか?

 

 

「膝のことで入退院を繰り返していたので一旦会社を辞めて治療したんです。でも、なかなか再就職先が決まらなくて。そこで、ハローワークの職業訓練という失業保険をもらいながら、いろいろセレクトして勉強させてくれて訓練してくれるシステムを利用したのがきっかけになって、福祉の仕事に入っていきました」

 

 

――<平間>ハローワークの職業訓練では、ヘルパーの資格が取れるんですよね。

 

 

「はい。実習があって、それが物凄く楽しかったんです!」

 

いっしょ

 

 

――<平間>実習ってめっちゃ楽しいですよね~!老人ホームとかデイサービスセンターとか訪問介護の事業所とかに一ヶ月くらい職員として行かせていただいて。

何でそんなに実習か楽しいのかと紐解くと、もちろん介護の難しさとかやりがいも垣間見えるんですけど、やっぱり責任とか見えない部分があるからなんですよね、今思い起こせば。
汗かきながら実習日誌を書くのはすっごい大変でしたけど(笑)、就職したら日誌もなくなるなんてめっちゃ幸せじゃん!って思っちゃってました

ちなみに、僕の最初の現場は、大きな老人ホームに所属しているデイサービスセンターだったんです」

 

 

「僕も最初の現場はデイサービスだったんですよ」

 

 

――<平間>どんなところだったんですか?

 

 

わりと健康な方が多くて、実は、ちょっと物足りなかったんですよ(笑)

それというのも、現場にどんどん出たかったんですけど、僕は脚に障がいがあるし、年齢的にも負担はかけられないだろう、と会社が考えていたみたいで・・・。

まぁ、デイサービスに来られている利用者さんとほぼ同じ年齢ですからね・・・(笑)」

 

 

――<平間>年下の利用者さんもいらっしゃいました?

 

 

「はい、いらっしゃいましたね(笑) だから、入浴介助をするとか、調理をするとか、身体介助をするとか、お世話をするのは難しいんじゃないかと勝手に判断されてしまったみたいなんですよね・・・。

「やりたいよ俺は~!」と物足りなかったです(笑)」

 

 

 

 

人間観察が好きで、なんと、夜勤が大好きに

 

 

――<平間>物足りなかった結果、次はどんなところにお勤めになったんですか?

 

 

「友人が勤めていた高齢者専用住宅でどうしても人が足りないということで、「おいでよ」と

 

 

――<平間>引き抜きにあったわけですね!

 

 

「いえ、引き抜きではないんです。 「何してる?」「何もしてません」みたいな感じだったな(笑)」

 

 

――<平間>(笑)!

僕はサービス付き高齢者住宅で働いたことはないんですが、どういった利用者さんにどんなサービスをしていたんですか?

 

 

基本的にはお一人お一人がアパートの一室を借りている感じですね。私たちは詰所に待機していて、この時間になったらこの人にはこういうサービスをしてください、この時間はこの人の入浴のお手伝いをしてください、このタイミングでお掃除をしてください、と、それぞれの利用者さんに必要な介助・介護をうまくみんなで分担して、協力し合って仕事を回していくような現場ですね。

でもね、私、夜勤が大好きだったんです」

 

 

――<平間>夜勤が大好き?また、どうして?

 

 

「深くやっていくとね、例えば、「2階でガチャッていうドアが開いた音がした。誰だろう?あ、杖をついているからあの人だ!」とか、次は、「こっちでガチャッ。カタカタカタっと歩いた。あ、あの人だ。今日はトイレ○回目。長いから大かな」とか、見なくてもいろんなことがわかるようになってきて。

ちゃんと後で確かめに行くんですけど、こういう人間ウォッチングが大好きになったんです

 

 

――<平間>へぇ~。

 

 

「1階はわりと目で見えるので、廊下への光の出方で「あの部屋の人が出てきたぞ」とか、そういうのを察知するのが面白いんですよ」

 

 

――<平間>すごいなぁ・・・そこの主じゃないですか(笑)

 

 

――<結>探偵さんみたい(笑)

 

 

よる

 

 

 

 

 

~介護・福祉の仕事の醍醐味
67
歳と32歳でも共鳴する想い~

 

 

「人間ウォッチングは元々大好きなんですけど、いろんなポイントに興味を持つようになると介護とか福祉の仕事って面白いと思うんですよね

 

 

――<平間>そうなんですよ!視野がガッと広がるんですよ!

やっぱり介護ってその人の変化に一番気付ける仕事だと思うんですよ変化に気付くためにはその人を毎日すごく観察してなきゃいけないから

例えば、あるおばあちゃんはいつもご飯を20噛みくらいして飲み込む人。だけど、「あれ?今日はやたら早いな。7回噛んでもう飲み込むの?」と気付いたら、味噌汁とかお茶をはさんであげて、むせるのを予防してあげる。こういうふうに、その人のペースを知っていくことでその人が気持ちよく過ごせるようにサポートして寄り添えるところに醍醐味を感じる。
確かに、人間観察オタクみたいな人も向いているのかもしれませんね(笑)

 

 

ちょっとしたしあわせ

 

 

 

僕には名古屋在住の介護士の大師匠みたいな方がいらっしゃるんですけど、その大師匠が「例えば、上着ひとつ着るにしても、どっちから着るかはみんなそれぞれに決まってる」って教えてくれたんです。
ちなみに千塚さんはどっちから着ます?今ラジオを聴いている皆さんも、どっちから服を着ますか~?

 

 

「私は、自分で心掛けてもいるのもあって、左からなんです。靴を履く時も。」

 

 

――<平間>うんうん。絶対みんなそういうこだわりや習慣・癖ってあるんですよ。意識していない人も絶対に決まってるはずなんです。そして、もしそれが崩れたら、気持ち悪い感じがするんですよね。
僕はこの「上着を着る動作ひとつにも、その人の人生がある」ってことをその師匠に教わって実践して「あ~、なるほど!」って思ったんです。

 

 

「私も今、なるほど、と思いました」

 

 

――<平間>こういう、「介護って熱いよね」とか「あのおじいちゃんの笑顔をついに引き出したさ!」とかいう語り合いがあるかないかで現場の定着率・離職率も全然変わって、人材不足も解消されていくと思うんです。そして、介護・福祉の現場は今どんどん地域密着化していっているから、介護職・福祉職の現場が楽しくなるということは、街が楽しくなるということにも繋がると思うんです!

それなのに、介護の楽しみを知る前に辞めてしまうパターン、嫌だなと思って働き続けるパターンもたくさんあるのが現状で・・・。

 

 

「みんなに感じて欲しいですよね」

 

 

――<平間>はい。だからこういう話はガチフク!からたくさん発信していきたいです!

 

 

 

 

トリム&ランでも柔軟に大活躍

 

 

――<平間>これまでに僕は、いわゆる介護・福祉の施設で働いたり、ヘルパーとして地域で暮らす障がいを持った人たちの生活を支えるという立場になったりという経験を経ましたが、気がつけば、一緒にプロジェクトやイベントを企画・運営して支え合える車椅子の友達がたくさん増えました。その輪の中でも視野が一気にグッと広がりましたし、今回のトリム&ランも視野が広がるきっかけとして本当にいいなって思うんです。

実は、トリム&ランみたいなイベントってたくさんあるんですよね。バリアフリー・バルーンパーティーもそう、バリアフリー・モータースポーツフェスティバルもそう。ここ数年増えてきましたね

 

 

「良いことですよね」

 

 

――<平間>千塚さんは、介護の仕事をしていて地球元気村の栗本さんと知り合って御縁が重なって、さっぽろトリム&ランでは大会総合本部雑用みたいなことをされていたらしいですが、実際にはどんなことを任されていたんですか?

 

 

「あそこに机が足りないよ、行ってきて、」みたいな」

 

 

――<平間>・・・本当に雑用なんですね(笑)

 

 

「あと、猪飼さんが突然来て「千塚さん伴走行けるよね?2.5km」!と(笑)
「私も身体障がい者なんだけど・・・」と思いつつ、2回も伴走しました(笑)

 

 

――<平間>あははははははは!
伴走者として大会に参加するのもオススメですよね。

食べ物も美味しいものたくさんあったし。個人的には、おにぎりカフェの豚汁がおいしかったです。あ、クレープも!

 

 

トリム&ラン

 

 

 

――<結>伴走、感動しますよね。

 

 

――<平間>結ちゃんはどうだった?

 

 

――<結>先週も同じこと言っちゃったんですけど、手動車椅子の女の子が腕の力だけで長い坂道を上って・・・思い出しても感動して泣きそう

 

 

――<平間>立てたら立つよ。心折れて。

 

 

――<結>と思ってたら、下り坂でピューって行っちゃって「置いていかないで~!」ってなって(笑)

 

 

――<平間>手動車椅子は下り坂速いよね~(笑)

 

 

――<結>「上り坂があって下り坂があって、人生みたいだね」ってその子が言ってたのが胸に響きました

 

 

――<平間>お~!良いこと言うね!

あと、結ちゃん、選手としても走ったけど、め~っちゃ速かったよね。スピード競技の人もごちゃ混ぜスタートだったのに・・・

 

 

――<結>競技場出るまではトップで走ってました(笑) でもそれは、先週話したとある事情があったから!(笑)

 

 

 

 

ここで、たまらずいきなりスカウト!

 

 

――<平間>千塚さんはトリム&ランが終わったこれからは、どんな予定が待っているんですか?

 

 

「福祉の仕事はいろいろお声掛けしていただけていますね。当事者やご家族の方からいろんなご相談を受けたりする内容が多いですね」

 

 

――<平間>実は・・・僕らのプロジェクトに千塚さんのそのマンパワーが欲しいです!

現状では、通勤ではヘルパーさんを使えないと法律で決められているんです。生活のために働くために通勤することは“生活の一部”なのに、酷いことに“営利活動”扱いされているんですよ。
そこで僕らの活動の中では、介護・介助が必要な人の通勤を有償ボランティアとしてサポートしています今日、介護や福祉の仕事に対するマインドをお聞きして・・・是非、千塚さんにもお願いしたいです!

そして、「札幌ってすげぇ!」を作って、モデルケースとして全国に持っていきたいんです!今後とも、どうぞよろしくお願いいたします!!

 

 

 

 

 

 

今週のスポットライト

~農福連携~

 

 

福祉では、働きたいという強い想いがあるのに、働けない人がたくさんいるのが現状。

農業では、人手不足と後継者不足に悩まされているのが現状。

そこで、人材的危機の農家さんと福祉事業所の可能性をうまくマッチングさせる動きが生まれてきています「全国農福連携推進協議会」も発足して、今、国が力を入れているんです。社会福祉法人が農家を始めたり、面白い動きがたくさんあるので、是非ご自分で調べてみてください!

 

介護業界は昔から人材不足だと思ってきましたが、生産年齢人口自体が減っているから、今はどの業界も人材不足なんですね。

車椅子なのに階段でしか行けない職場、知的障がい、精神疾患・・・福祉の現場には、働きたいけど働けない人がたくさんいます。どんどんマンパワーに変えていきましょう!

丁寧に掛け渡しの環境を整えれば、きっと雇用が生まれます!!

 

 

 

 

 

今日の新たな方程式

「福祉×福祉の仕事をするということ
=視野が広がります!
この業界でしか見えない視野があります!
楽しいです!
みんな
福祉業界においで~!」

 

 

――<平間>はい、うまく“一言”でまとまりましたね!(笑)

・・・語りたいんですよ。この仕事でしか得られない視野があるんです、絶対。

「福祉」という言葉がないのが一番良いとよく言われます。確かにそうだと思います。でも、人生や、人とよりそうことについて考えるきっかけのキーワードにもなる
だから僕は福祉の仕事に感謝してます。

 

 

「こんな良い出逢いがあると思っていなかったんで、本当にありがとうございます!」

 

 

 

 

ありがとうございました☆

 

来週のゲストさまも、身体が不自由でも子どもと一緒でもOKなマラソン大会『さっぽろトリム&ラン+ウォーク』(produced by .株式会社アイ・サム)よりお迎えいたしますので、どうぞお楽しみに☆

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ガチフク!次回のテーマは!

remember the 福祉×介護

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